前に進むの? 時間だけ過ぎるのを待つの?


「前に進むの?  

それとも、時間だけ過ぎるのを待つの?」 


今朝、わたしの3歳の娘が、 

目を覚まして開口一番に言った言葉だ。 

突拍子のない問いかけに、意表をつかれた。 

わたしは瞬時に身をかわすかのように、 

質問に質問で返した。 


 「あら、それはなにかのお歌?  

それとも、どこかで聞いたお話?」 


娘は、小さな声でぶつぶつと何か言った後、 

すぐに、叱責するような声でわたしに言った。 


 「ねぇ、ママ、どっち!?」 


え、どっちって・・・・・・。 


「だから、前に進むのか、  

時間が過ぎるのをただ待つだけなのかって。」 


や、だから、あの、何のことか・・・・・・。 


娘がじっとわたしの目を見るので、 

反射的に言った。 

「前に進みます。」 


出来(態度?)の悪い受講生が、 

セミナー講師に畳み掛けられている様子。

ああ、あれって、こんな感じだったの? 

などと、思いっていたら、 すかさず、


 「とにかくぅ。」 

 え、なんでしょう、とにかく? 


 「とにかく・・・、前に進もう。」 

 ・・・はい。


娘はたいてい目を覚ますと、 

夢でアンパンマンが出てきた話とか、 

保育園に行く日かどうかの確認をする。 

そんなことを言ったのは初めてで、 

わたしは、とてもビックリした。 


何のことだろう? 

仕事で、手を抜いているつもりはない。 

むしろ、一生懸命やっているつもり。 


あれ、いま、わたし、何て言った? 

「つもりはない」 とか 

「やっているつもり」 とか。 


 ・・・ははぁん・・・・・・。 


つまり、 

“つもり” ということだ。 


人間の意識とは、 

どうしてこうもトリッキーなのだろう? 

と、よく思う。 

一杯喰わされるところだった。


わたしの“意識”は、 

自分史上最大に、 

心をつくして新たなやり方でやってます。 

・・・と、思っている。 


けれども、 

わたしの別な層の“意識”では、 

そうではないっていうことだ。 


「どんなに頑張ってもダメ」とか

「描いてみても実現しないです」とか、

そういうのは、

意識に一杯喰わされているケースだ。

トリッキーな意識。

そのしくみを知らなきゃ、

波に飲まれてばかりの人生になる。


今回は「つもり」という一言で、

わたしにも、バレちゃったよ。 


今日も人生の扉を開いて出会ってくださり、ありがとうございます。 

昨晩“お空(生まれる前)の事は覚えてない”って、娘は言ってたけど。  

Mika Nakano Official Blog

軽井沢から、ライフ・文化・自己実現・現実化・コーチング・ピープルビジネスのエッセイをお届けしています。

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