理想の夫婦関係

理想的な夫婦って、どういうものだろう? 最近、ある方と話をしていて自然とその「秘訣」がわかった瞬間があった。 


結局、人間というのは「安心」」したいし、「認めて欲しい」と思っているし、「興味を持って欲しい」生き物。これは、長年わたし自身が普段のお仕事で、人間について、いっちばん最初に「基本の基本」として紹介していることなんだけど、やっぱりそれは、本当と確信。「安心・安全」で「認め」られて「興味を持ってくれる」関係・・・。 


自分に身の危険が迫るということほど、サバイバル精神がほだされることはないものです。よくアクション映画や、ドラマシリーズで息を呑むようなサスペンスに巻き込まれるとかありますけど、正直、あんなことを日常的にしていたらアドレナリンが出まくって、生存本能を司るという脳幹(爬虫類脳)が活性化しまくって、大変なことになります。人間にとって基本的に安心して、安全に暮らすことができる、ということは最も大切なはずなんですが、これが夫婦生活の場合、どういうことになるのでしょう。 また、「認める」とか、「興味を持つ」というのも、それぞれ仕事があり、生活があり、子育てがあり、というような中で、当たり前に、放っておいてできるものとも思えません。どうあればいいのでしょう。 



結婚30年、本当に理想の結婚生活をしているといつも満面の笑みで語ってくれる彼女を前に、当初はどこか訝しげに思っていたところがあったわたし。はい、すみません、いろんなところで課題とぶち当たるわたしの場合、ついそんなふうに思ってしまうわけです。でも、お付き合いを深めていくと、本当にその関係がリアルなことがようく解り、“女性としての幸せ”については、学ばせてもらわなければ、と思っていたのです。以下は、わたしがその方とお話しして得たいくつかのポイントです。(単純なハウツーではないので、最後まで読んでください。) 


「極力明るく、楽しい様子でいる。」 

結婚当初に、彼女は「自分の状態」が夫にダイレクトに影響を与えることを感じて、このように決めたそうです。よく、「お母さんの笑顔が子どもにとっては一番」などと言いますが、夫になった男性たちは「女性を幸せにできている」かどうかを、(意識していても、いなくても)とても気にしているといいます。これは、配偶者の方にとって「出来ている」ということを感じさせる、とても大切なことなんですね。 


二つ目は、ことあるごと、そう、日常的に「わたしがこんな風に幸せなのも、パパのおかげだわ。ありがとう」と言うそう。オッサン的かつアウトローな人生を歩んできて、数年前に出産したことで、やっと母性について少しわかってきたわたしにとっては、難易度高し〜。だって、それって、もう絵に描いたような“いわゆる”まんまのセリフではございませんかー、と。 そんな台詞が普通にサラッと言えるのはなぜ?というわたしの問い対する彼女の答えは、ご主人が”家族のためにいつも頑張って働いてくれて自分の願いを叶えてくれる”のと、とにかく「優しい」から、ということでした。 ご主人の性格は、彼女の父親とまるで反対の“温和”で“怒ることはまずない”というもの。彼女は、結婚して「男性って、こんなに優しいものだったの?」とものすごく驚いたそうです。


なるほど、お二人のマッチングがとてもいいのですね。彼女の元々の男性像を裏切る”期待以上”のご主人の「優しい性格。」それに対する感謝がまず芽生え、ご主人の状態を気遣うようになった彼女は、彼が自分にとてもよくしてくれるので、ことあるごとに感謝をする。そのことで、ご主人はさらに頑張ろうと、そのポジションを維持しようとガンバる・・・ 


以上は、わたしが汲み取ったことで、わたしの解釈が入っているかもしれませんし、きっとそれだけではないのでしょうが、わたしには、関わり合いが相乗効果となって「理想の夫婦」が出来上がっていくのだ、という風に聴こえました。はぁ、なるほど〜、と思うのです。


それをできない言い訳として、「そういう人たちって、ラッキーよね、わたしの場合、うちの夫は○○で、そういうのをすること自体が難しいの」と言いそうになるのは良くわかります。が、ポイントはそこではないはずなんです。“マッチング”はそれほど良くなくても、彼女のような視点、つまり「安心・安全・認める・興味を持つ」ということを「素直にできるような自分」であるかどうか、というところが最も大事なところである、と気づかされました。 できないなら、できない理由や現状があるはず。そこを見ていきましょうっと。


今日も人生の扉を開いて出会ってくださり、ありがとうございます。 

色々な背景から、そうできない理由はあるけど、できるように変えれたらいいのですよね。 

Mika Nakano Official Blog

軽井沢から、ライフ・文化・自己実現・現実化・コーチング・ピープルビジネスのエッセイをお届けしています。

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