Be My Valentine.

今日、チョコレートをもらった人、あげた人は日本にどれだけいるのだろう? 


我が家の場合・・・。家でたった一人の男性である夫は、3人の娘、わたし、そして夫の母、つまり夫以外の家族全員から、かなりのチョコレートをもらいました。さらに、わたしと子供たちは、親切にしてくれる近所のおじさん、岡本さんのうちにもチョコレートを届けに行きました。 


それだけではありません。中一の長女は友達から「家族みんなでどうぞ」とLindtのチョコレートをもらい、小五の次女は「友チョコを作る」と週末張り切っていました。


ひと家族でも、今日これだけのチョコレートが流通しています。一体、日本全体では、どれほどチョコレートが蔓延?しているというのだろう・・・と、気になったため、調べました。今日のために、日本ではおおよそ500億円近い金額が払われているそうです。(日本チョコレートココア協会による昨年度の統計) 


日本の製菓メーカーが、女性から男性にチョコレートをプレゼントするようプロモーションしたのがその発端だそうですが、わたしが小学生くらいの時にはこんな宣伝が多く見受けられた記憶があります。「この日は、一年で一度だけ女性から男性に愛を告白できる日です。」今考えると、え〜〜って感じですよね。意味がよく解りません。 


バレンタイン事情は、海外ではこれまた全く違って、わたしはアメリカしか知りませんが、かの国の場合は、男性が女性に花などのプレゼントを贈るのが普通です。女性からは、しませんねぇ・・・あとは、子供が母親やお世話になっている人にカードを、おばあちゃんやおばさんお母さんが子供にキャンディー(今日のトップの写真のキャンディーが典型的)をあげる、というのが定番です。そして、そのカードやキャンディーにはこう書かれていることが多いです。“Be my Valentine.” 


直訳すると、「わたしのバレンタインになって」ですが、どう訳したらいいのだろう、と長年思っていました。そこで、ネットで調べると「わたしの大切な人になって」という意味だそう。なるほど、そう言われてみると、そういう文脈です。 


大昔の日本の「一年に一度、今日だけ・・・」というくだりも「わたしのバレンタインになって」という海外のバージョンも、結局、愛を伝えることになるわけです。 


チョコレートなしでいいから、愛を伝えれば?と思ったりするわけですが、それができれば苦労しないって話ですよね。なかなかそれができないからこそ、こういう現象が起きるわけです。 


洋の東西を問わず、わたし達人類は、シャイで想いを伝えるのが、下手だということが、これでまた再び再確認ができました。 


 先日は豆をまいたばかりだとういのに、今度はチョコレート。人間って、いや、日本人って、おもしろいなぁ。 


お祭り的にチョコレートのやり取りをするのもわたしはアリ。それでも、愛を伝えることができれば、それがないより、ずっといいもの。 


今日も人生の扉を開いて出会ってくださり、ありがとうございます。 

大切に思っている、と伝えることは、どんな方法でも、大事なんですよ。 

Mika Nakano Official Blog

軽井沢から、ライフ・文化・自己実現・現実化・コーチング・ピープルビジネスのエッセイをお届けしています。

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